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Photo:PIXTA

首都圏難関校に強い塾といえば、SAPIX(サピックス)をまず思い浮かべるはず。だが、特定の難関校を見れば、サピックスより強い塾も。そこで、特集『わが子に最強の中高一貫校&小学校&塾』(全26回)の#23では、共学、男子校、女子校別に、最新2022年入試を含めた過去16年間の難関中学19校への塾別合格者数を大調査。特定の難関校に強い塾に加え、現在どの塾がどの難関校への合格実績を上げようとしているのかを明らかにする。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰、加藤桃子)

大手塾でも明暗くっきり

首都圏、関西、東海の主要塾の合格者データも掲載

 本特集#20『【中学受験2023】首都圏23塾「合格力」ランキング!4位グノーブル、2位サピックス、1位は?』と、#22『【中学受験2023】関西13塾・東海6塾「合格力」ランキング!浜学園に挑んだ馬渕・最強学年の誤算』では、首都圏と関西、そして東海地方の中学受験塾の直近2022年入試結果について主に分析した。

 さらに今回は、単年ではなく過去16年間にわたる「長期的」な合格者数の推移から、首都圏主要塾の優勝劣敗を見てみよう。まず、下図は主要塾の合格者総数の推移だ。

 データ集計時点(3月21日)で四谷大塚の22年入試の合格者数が出そろっていないものの、一昨年20年入試から日能研を追い抜いてトップに立っており、引き続きその座を守っている可能性が高い。

 また、その他の首都圏四大塾、早稲田アカデミーとサピックス、日能研はそれぞれ合格者数を大きく伸ばした一方、5番手の市進学院は微増、6番手の栄光ゼミナールは逆に3年連続で減少しており、大手塾の間で二極化が進んでいるといえそうだ。

 ただし、合格者総数の推移からはその塾の全体的な“勢い”は判別できるものの、個別の難関校への合格者数にも当てはまるとは限らない。特定の難関校にとりわけ強い塾もあるからだ。そして、もし子どもの中学受験対策が出遅れている場合、その視点で塾を選ぶのもありだ。

「中学受験対策を始める学年が遅ければ遅いほど、または受験年の6年生であるならば、特定の学校や教科の指導に強みがある塾の活用を、併塾も含めて考えた方がいい」と、森上教育研究所の森上展安代表は言う。なぜなら「一斉指導ではどうしても全入試対応になりがち。志望校合格には必ずしも必要でないことまでやることが少なくない」(同)からだ。

 特徴ある塾の具体例を挙げると、志望校別の場合、武蔵に強いアントレ、浅野や麻布に強い啓進塾、国学院久我山はおぎしん、都立中高一貫校ならばena(エナ)や栄光ゼミナール系列のE-style(イースタイル)、早稲田アカデミーなどに定評があるとされる。

 一方、特定の教科に強い塾は、算数教育で知られるエルカミノやエデュコなどがそれに当たるだろう。

 次ページから早速、開成、桜蔭など男女御三家や筑波大付属駒場、都立小石川など難関19校への塾別合格者数の16年間にわたるランキングの推移を見てみよう。

 首都圏に加えて、関西、東海地方の主要塾の「合格者数上位校ランキング」も同時掲載した。塾が広告や自社ウェブサイトで難関校への合格実績を前面に出していても、実際はどの学校が合格者のボリュームゾーンになっているのか、その実数が把握できるはずだ。

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「難関19校の塾別合格者数の推移」と首都圏・関西・東海の「塾別の合格者数上位校ランキング」はこちら

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