世界ランキング169位、28歳の内田は、1回戦で元世界78位の内山靖崇(日本/積水化学工業)に6-3、7-6(4)で、2回戦では現在キャリアハイの世界289位につける島袋将(日本/有沢製作所)に7-5、7-6(3)で、いずれもタイブレークには持ち込まれたがストレートで勝利。準々決勝では世界204位のウー・トンリン(台湾)との対戦となる。内田はウーと2019年に2度、韓国でのチャレンジャー大会で対戦し、2敗している。今回はリベンジを果たせるか。

世界355位、19歳の元「ウィンブルドン」ジュニアチャンピオン望月は、1回戦で世界300位のFilip Cristian Jianu(ルーマニア)に6-3、6-4でストレート勝ち。2回戦では第6シード、元世界23位のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に第2セット途中で一度はマッチポイントを握られながら5-7、7-6(4)、6-4で大逆転勝利を挙げた。準々決勝では、初対戦となる20歳の世界241位Nicholas David Ionel(ルーマニア)が相手だ。

またダブルスでは、片山翔(日本/伊予銀行)/柚木武(日本/イカイ)ペア、松井俊英(日本/ASIA PARTNERSHIP FUND)/上杉海斗(日本/江崎グリコ)ペアらがベスト4進出を決めている。

一方、トリックショットなどを駆使するエンターテイニングなテニスの才能と、暴言など周囲の顰蹙を買う行動でも知られている元世界18位のブノワ・ペール(フランス)も、第5シードでこの大会に出場。世界168位の21歳デイン・スウィーニー(オーストラリア)と対戦した1回戦では、第1セットの途中で自らの打ったボールがネットにかかると、「クソッタレ!」といった暴言をフランス語で喚き散らして審判から注意を受ける。続くポイントでリターンがアウトになると「俺は何で日本に来たんだ!」。それでも第2セット以降は立て直し4-6、6-4、7-5で勝利したが、残念ながら2回戦途中で手首の怪我のため棄権となった。

その後、ペールはInstagramを更新。「今年は間違いなく私の年じゃなかった!怪我のリスクを知りながら日本に来たけれど、また手首に激痛があってプレーできなくなった。でも体が万全でモチベーションが上がっている時には、また本当に素晴らしいことができるような気がしている。今年はたくさんのことを学んだ。2023年が待ちきれない」と、来年に期待させる言葉を綴っている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での内田
(Photo by WOWOWテニスワールド)



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